ブランドコンセプト
コスメブランドを立ち上げるにあたり大切にしたのは
- 柑橘の良さを生かすこと
- 畑でできたものを余すことなく使うこと
この 2 つはこれからも変わらず持ち続ける私たちのコンセプトです。yaetoco は無茶々園で育った柑橘を搾汁し、残った果皮から抽出したエッセンシャルオイルを使用しています。柑橘の収穫は一年に一度。畑でできたものを余すことなく使いたい。そして家族みんなに使ってほしい。そんな想いを背景に yaetoco は作られています。
商品の特徴
原料は植物由来成分にこだわり石油から精製された合成原料はいっさい使用していません。原料として使用するオリーブオイルも食用にも利用される高品質なものを用いているので、素肌の潤いを保ちながらもお肌の汚れをしっかり浮き上がらせ、やさしく洗うことができます。微生物によって分解されやすく、水に流したあとの環境負荷が少ないのも特徴です。また原料である伊予柑の蒸留水やエッセンシャルオイルを活かしており自然な伊予柑の香りを感じます。
製品開発ストーリー
もともと、柑橘の有効活用を目指し、ジュースの搾汁カス(果皮)からエッセンシャルオイルを抽出する試みを 2007 年から始めていました。その後、「アトピーのある息子のためにスキンケア商品を作りたい」というスタッフの思いから 2012 年コスメブランド「yaetoco」が誕生。化粧水・乳液ができ、その後石鹸を作るのは自然な流れでした。石鹸は 2021 年秋のリニューアルを機に製造を奈良県の社会福祉法人青葉仁会に依頼。現在コスメ(石鹸)の製造・販売を通して新しい農福連携を模索しています。
詳細情報
審査員コメント
坂口真央
無茶々園の地域に根付いた真摯な取り組みは、現地に足を運んで拝見した方があります。伊予柑果皮エキスが効いた爽やかな果実の香りとみかん色が、段々畑の綺麗な景色の記憶と相まって、思わず手が伸びてしまいます。
小原壮太郎
長年、オーガニック農産に取り組んできた生産者が加工品に取り組んだからこそ生み出されたクオリティと納得しました。農福連携の実践、廃棄される果皮を活用するアップサイクルなど、統合的な社会課題解決に資するすばらしい製品です。